SFかな？

スラムオンライン (ハヤカワ文庫 JA (800))

SFマガジンの特集などで取り上げられていたが、どちらかというと、青春小説。
仮想空間での戦いを描いた作品というとスノウ・クラッシュを思い出すが、あれが未来のハッカーの話だとしたら、こちらは現代のゲーマーの話。
だが、何よりも気になったのは装丁が全然ハヤカワには見えないこと。
扉絵があったり、帯がピンクだったり、両面見開きで挿絵があったりと(挿絵なんてたったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)ぐらいしか思いつかないな。)、知り合いは一瞬電撃文庫に見えたそうだ。

レビュー用

次世代作家リアルフィクションとSFマガジンでは紹介されていたが、SFではなく、青春小説。
仮想空間での戦いを描いた作品というとスノウ・クラッシュを思い出すが、こちらは現代のゲーマーの成長の物語。あくまでも、大学生として、ゲーマーとしての生活が描かれて、SFの要素が入り込む余地はない。
気になったのは装丁が全然ハヤカワには見えないことだった。扉絵があったり、帯がピンクだったり、両面見開きで挿絵があったりと、ハヤカワJAは電撃を目指してるのか？
桜坂洋はSFマガジン読者賞を受賞したんだから、JAでもSFを書いて欲しいところ。