ケルベロス読書会

SF研にて、
ケルベロス第五の首 (未来の文学)
の読書会を行う。
結局、分からないってことで終わった。

「それは自明でしょう」(「それ」が可能かどうかすらわからないときですら、こう言っておいて損はない)

は名台詞だろう。

レビュー

姿を自由に変えることが出来る原住種族の伝説が残る双子の惑星を舞台に、語られる三つの物語が作り上げる、大きな物語
駒場読書会第二回目作品にして、参加者全員を激しい後悔に陥らせた七十年代SFの名作。
いや、確かにね、最高の技巧が駆使された作品なんですよ。でも、いくらなんでも、難しすぎない?ネットを検索して、SFマガジン読んで、こんなに読むのに苦労する小説もなかなかないですよ。
綾辻や殊能とか、新本格ミステリーが好きな人は、面白く読めるだろう。
最後に、読書会を通して得られた結論を、
やっぱり、第二部はワケワカラナイ。